三陸鉄道

東日本大震災から丸１年を迎えました。

 

平成２３年３月１１日午後２時４６分に発生したマグニチュード９の巨大地震、

太平洋沿岸部を襲った想定をはるかに上回る津波の脅威、そしてその後に起きた

原発事故に伴う放射能汚染と、信じられないような事が次々と発生してきました。

鉄道も三陸鉄道やＪＲ常磐線・気仙沼線など多くの路線で大きな被害を受け、

現在も復旧のめどが立たない区間も少なくありません。

 

私も震災の約５か月前である平成２２年１０月に三陸鉄道南リアス線と

ＪＲ釜石・大船渡線方面を訪れており、あの時訪れたあの場所が津波に飲まれて

ゆく姿に強い衝撃を受けました。そして、私の仕事の勤務地も海に近いエリアに

ありますので、東海地震や相模湾で発生する地震などではどうなってしまうの

だろうと改めて防災対策について真剣に考えるきっかけになりました。

 

今回紹介するきっぷは、その時に三陸鉄道南リアス線釜石駅に訪れた際に

食券型の自動券売機で購入したものです。

 

 

平成２４年３月１１日現在、久慈～宮古間の北リアス線では少しずつ運転再開

区間が伸びてきましたが、釜石～盛間を結ぶ南リアス線は全区間で運転を

見合わせています。

 

鉄路だけでなく、三陸・太平洋沿岸地域住民の生活復興にはまだまだ困難が

続きますが、これからも決して風化させることなく、日本国民が一つになって

支援し続けてゆく必要があると思います。

 

最後に三陸鉄道の車内で発行された整理券を紹介します。

 

 

この文言にあるように被災地域の一日も早い復興とみんなの笑顔をずっと

つないでいけますよう、心からお祈りいたします。