ＪＲ東日本 乗車整理券・ライナー券 その５

ＪＲ東日本の乗車整理券・ライナー券その５です。

先月は東京～小田原間の東海道線で運転されている湘南ライナーのライナー券を

紹介しましたが、今月は他の路線で運転されている乗車整理券・ライナー券を紹介

していきます。

１枚目は平成２４年に東海道線藤沢駅のライナー専用券売機で発行されたおはよう

ライナー新宿号のライナー券、続けて２枚目は平成２６年に新宿駅のライナー専用

券売機で発行されたホームライナー小田原号のライナー券です。

東海道線の小田原から東海道貨物線・横須賀線・山手貨物線を経由して新宿まで

運転されているのが、「おはようライナー新宿号」です。この列車は朝の上り列車

では「おはようライナー新宿号」と名乗りますが、夜の下り列車では「ホーム

ライナー小田原号」と名前が変わります。現在ではほぼ同じ区間に湘南新宿ライン

が運転されていますので珍しくなくなりましたが、それまでは東海道線沿線から

新宿まで直通する列車として貴重な存在でした。また、一部の列車では「スーパー

ビュー踊り子」で使用されている車両も使われているので、大変乗り得な列車と

言えます。

３枚目は平成２３年に東北線上野駅のライナー専用券売機で発行されたホーム

ライナー古河号のライナー券です。

こちらのきっぷはいただきものなので、若干保存状態が良くなくて申し訳ありません

が、かつて上野駅から発車していた東北・高崎線方面へのライナー券です。

東海道系統のライナーとの違いとしては、「グリーン車へのご乗車は出来ません」の

表記がありません。これはライナーではグリーン車も普通車扱いとしているためで、

グリーン車に慣れ親しんでいた東海道線との文化の違いがあったのかも知れません

ね。なお、高崎線方面へのライナー列車は平成２６年に特急列車「スワローあかぎ」

に置き換え、東北線方面は同時期に全廃されています。

今回紹介した列車は基本的にこれまで紹介したものと同じ様式のライナー券

でしたが、次回は独自の様式を採用しているライナー券を紹介します。