新 鉄道・バスのきっぷコレクション

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近畿日本鉄道 その5

近畿日本鉄道内部・八王子線の片道普通乗車券です。
 
前回は三岐鉄道北勢線のきっぷを紹介しましたが、今回は北勢線と同じ
762mmゲージ路線の近鉄内部・八王子線のきっぷを紹介します。
 
内部・八王子線は、近鉄四日市駅から延びる路線で、途中の日永駅までは
全ての列車が直通し、日永駅で内部線内部方面と八王子線西日野方面に
分かれて運行されています。
1両ごとに全ての車両の塗色が異なり、車両の大きさも小さいために、
まるでおもちゃの電車のように思えました。
 
まず紹介するのは、平成24年に内部駅のボタン式券売機で購入したきっぷです。
 
イメージ 1
 
近鉄のきっぷその3で紹介したきっぷと同じ様式のきっぷで、
四角い小マークが駅名の下に表記されています。
内部・八王子線近鉄四日市駅以外の全ての駅が無人駅ですが、ごく一部の
駅(小古曽駅)を除きボタン式の自動券売機が設置されていました。
 
2枚目は同じく平成24年に西日野駅のボタン式券売機で購入したきっぷです。
 
イメージ 2
 
券売機の違いはよく判りませんでしたが、西日野駅のきっぷの様式は
近鉄のきっぷその2で紹介した丸い小マークの旧様式で発行されました。
駅によってはまだ旧様式で存続しているところもあるのですね。
 
八王子線」なのに西日野が終点なところに違和感がありましたが、
かつては西日野から先、伊勢八王子というところまで運行されていた
名残のようです。
(現在はありませんが、日永~西日野間には東日野駅もありました。)
 
内部・八王子線は車両の更新費用や累積赤字の増大から、近鉄が地元に
路線の廃止とバス専用道への転換によるBRT化の方針を平成24年に
提示しましたが、地元の四日市市鉄道路線としての存続を求めた為、
話し合いの結果四日市市が車両・施設を保有し、近鉄と共に出資して
設立する新会社が運行する「公有民営方式」とすることになりました。
新会社への移行は平成27年春頃とされているので、その頃には
内部・八王子線に大きな動きがあるかもしれませんね。